前回までにClock(TempoClock)によってトリガーを発生させ、そのタイミングでコマンドをシンセサイザノードに送信することによって演奏を行うことが可能だと言うことを見てきた。
ただ、その操作はローレベル過ぎて、確かに可能なのだけど、毎回このような基礎の部分から行わないといけないとなると面倒だ。おそらく、プログラムをかける人なら必ずなんらかの手間の簡略化(クラス化なり)を行うだろう。そしてSuperColliderにもそういった上位のラッパークラスが用意されていて、演奏をさせたいのに、それまでのことに煩わせらるといったことがないようになっている。
今回見ていくのはPatternクラスだ。Patternクラスは豊富な派生クラスが存在していて、名前が示すとおりパターンとして登録しておけばそれを演奏してくれるというものだ。必ずしも最初に決められたものだけではなく、ジェネレーティブなものもある、そしてそれらを複雑に組み合わせることも出来る。
パターンクラスを使うと、例えばこんなコードで演奏をさせることが出来る。
Pbind(\degree, Pseq(#[0,1,2],2)).play
さて、これを見ていると、ふと疑問がわいてくる。魔法というものが存在しないように、前々回見たような処理を誰かが行ってくれているわけだ。それは誰がどのようにして行っているのだろうか。どうやってコマンドは手元からシンセサイザノードに届くのだろうか。
その点に注目してPatternクラスを見ていこう。



