2010年3月アーカイブ

Appleは昔から、アプリケーションの挙動はこの場合はこうするのが良いという「お作法」をHuman Interface Guidelines(HIG)という形でアプリケーションデベロッパに提示している。そのせいもあってか、Macのアプリはこういうものはここにあるとか、こうすればいいということにカンがかなり効きやすくなっている。

それは、iPhone OSでも同じで、iPhone Human Interface Guidelinesという形で示されている。

先日、iPhoneアプリをsubmitしたのだけど、昨日HIGに適合しない部分があるというrejectをいただいてしまった。その結果のメールを受け取ってから、しまったと思ったのだけど、動作がちゃんと行われるというのは事前にチェックしていたのだけど、HIG関連はチェックしていなかった。これからは必ず申請前のチェックに入れようと思う。また、チェックリストも作ろうかなと思っているところだ。

わたしが引っかかったのはHIGでもSystem-Provided Buttons and Iconsという項目。そのなかに"Standard Buttons for Use in Toolbars and Navigation Bars"という項があるのだけど、つまり、システムデフォルトで用意されているアイコンには決まった動作が規定されていて、そのアイコンを使うならその規定に従ってねって事なのだ。

わたしは"Action"というボタンアイコンを押したときに独自ダイアログを出すように実装していた。規定の項目を見ると"Opens an action sheet that allows users to take an application-specific action"とある。アクションシート(UIActionSheet)を開いてその中から動作をユーザに選ばせるというのが規定されている動作だ。その点が違うので修正してねって事だった。

早速アイコンを独自のものに変えて再提出した。事前によく読んでおけば避けられたポカミスってところかな。ついでに表示上の自分のURLのスペルを間違うという恥ずかしいミスを修正できたのでラッキーだったと思ったりもする。

と、いうわけでiPhoneアプリを作るデベロッパーにとっても、HIGに目を通しておくっていうのは重要じゃないかと思うのだ。

Locole!

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わたしが音楽を担当させてもらったiPhone用のパズルゲームが本日発売になった。

線路パネルをうまくつないでいって電車をゴールに導くという、ルールはとてもシンプルだ。ただ解く(ゴールに到達する)だけならそんなに難しくはないだろう。ゲームとしてはイージーな部類に入るので、歯ごたえを求める方には物足りなく感じるかもしれない。

しかし、それを上回る魅力がこのゲームにはあると私は感じる。ミニチュア感というのだろうか、箱庭的なそのグラフィックが、まさに見ているだけで楽しいのだ。デバッグしながら本気で遊んでしまったゲームというのはかなり久しぶりな気がする。

フィールドには鉄橋やトンネルもある。そこを通す必要が無くてもなんとなく通したくなる(そしてはまったりもする)。画面上には乗車率ゲージがあるのだけど、それが赤になった状態で電車をあちこちに連れて行くと、なんとなく申し訳ないような気がしてくる。そういうイマジネーションがかき立てられるミニチュア感がそこにあるのだ。

リプレーモードもついていて、時計代わりに出来たりもするのだけど、なぜか思わず見入ってしまう。時間泥棒である。

カタルシスなどとは無縁な、とてものほほんとしたゲームだけど、基本1−3面がお試し無料なので、ぜひプレーしてみてください。私的に超プッシュです。

Music from LocoleもWorksのページに追加しました。よければ聴いてみてください。

Kindle or not

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Kindle用の電子書籍を買ってみた。Kindleのハードウェア自体は持っていないのだけど、Mac用のソフトが丁度公開になったのだ(我が家にWindows PCはもはや存在しない・・・)。amazon.comのアカウントはメールアドレスは同じでもco.jpとは別扱いになるとか、そういう小さなクリアしないといけないことはあるけど、どこからソフトをダウンロードすればいいかが分かれば、後はそんなにたいした問題ではない。このiPadがまもなく出ようという時期にKindleか、なんて思わなくもないんだけど、iPadでもKindleアプリが出るようだし。

電子書籍というものを買うのは初めてではなくて、以前にPDFで売っていたものを買ったことがある。とあるパーサジェネレータの解説書だった。今回購入したのもそうだけど、1年や2年すると内容が古くなって使えなくなるような技術書というのは電子書籍と相性が良いような気がする。自動的に内容がアップデートされるとなお良しなんだけど、そこまですると商売にならないか。メーカー公式の開発資料とかサブスクリプション方式の課金なら可能かな。iPhone SDKのドキュメント類もそうなっているし。

Kindle for Macの操作上のちょっとした違和感は、何かを買おうとするとWebブラウザに操作がうつるということ。Kindle for Macはあくまでもビューアであるらしい。Kindle用に用意された本のリストを見ようとすると(Shop in Kindle Storeというボタンがある)Safariに表示されたamazon.comのページに移動させられて、そこで購入したものを登録したどのデバイスに送るかを選んで戻ってきてみるという手順になる。なんだかDropBoxで隣のマシンにファイルを送っているようなもどかしさがある。

Kindleが良いなと思う点はちゃんと内容を見て買うことが出来る点かな。見ることが出来るのはアマゾンでのプレビューと変わらないのだけど、書籍はプレビューが用意されているものとされていないものがあるけど、おそらくKindle版は全部にプレビューが用意されているんじゃないだろうか(違うかもしれない)。

今回Kindle版を買ってみようと思ったのは、主に好奇心なのだけど、iPhone版で同じ書籍のプレビュー版を見たとき、意外と読めるなと思ったのも大きい。おそらくhtml的な何かなのだろうけど、スクリーンサイズに合わせてそれなりによめるものになっている。ところどころ単語間が妙に開いてたりもするんだけど(レイアウトの都合上)、ネイティブの人はこういうところにイラっとなったりはしないのだろうか、なんてふと思ったりもした。

買ってみてあれ?っておもったのは、文書のコピペは出来ないということ(サンプル版はできなくても仕方がないと思っていたのだけど)。コードのサンプルなんかはコピペして手軽に試してみたいところなんだけど、これも書籍ごとに設定が違ったりするのだろうか。隣に表示しているのをみながら横でそれを打つというのはちょっと間が抜けている感じがする。

あとは貸し借りが出来ないというのが意外と不自由だなと思う点。これはKindleに限らないことなんだけど。「この本面白いよ、読んでみな」と家族に勧められないのは、何とかならないのだろうか。それとも何らかの方法があるのだろうか。

冒頭の写真はInside Macintosh。裏の値段は30ドルちょっとになってたけど、当時日本で9千円ぐらいしたような記憶がある。内容はもう全く役に立たないんだけど、記念に今でも本棚にある。

Music Paper Again

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またしても、五線紙の話題だ。

持ち運びするポケットノートとしてはMoleskineが大きさ的にも丈夫さ的にも良い感じと思っている。丈夫といっても、あまり開いたり閉じたりを繰り返しすぎると背表紙が割れてくるのだけど。Moleskineは五線紙のバージョンも出していて、前にも書いたと思うのだけど、9x14センチのノートだと縦ではなく、横で五線紙だったら完璧だったのにと、そこだけが残念だった。Moleskineではそういう横タイプのものも出ているので、なおさらだ。

Moleskineにはポケットサイズだけではなく、ラージサイズという一回り大きいものも用意されてるのだけど、横罫と方眼と無地しか無かったのだった。ラージサイズで五線が出ればかなり良いんじゃないかと思ってたのだけど、無いものは仕方がない。

ずっとそう思ってたのだけど、今でも日本のサイトではそうなってるのだけど、実は去年の年末に本国イタリアではラージサイズの五線が出ていたのだ。たまたま、お膝元ではもっと種類多いんじゃないかと思って覗いてみたらどんぴしゃだったのだ。

さて、あると分かったのは良いのだけど、どこで手に入れようかということなのだけど、Amazonで"Moleskine"で検索しても出てこなかった。Googleで検索したとき、最初に出てきたのはジュンク堂だったのだけど、洋書扱いでちょっと値段が高かった。どうしようかなと思ってしばし放置して、そういえばと思ってAmazonで"Music Notebook - Large"と、ずばり検索してみたら、あれ?あるじゃない。Amazonはなんかそういうの多い気がする。ちなみにやっぱりMoleskineでは出てこないのだった。

Amazonは洋書扱いでも値引きがあるので早速注文してみた。

さて、手元に届いてみての印象はというと、まずびっくりしたのは両面ではなかったということ。たしかにノートのアイコンでは片一方にしか五線書いてなかったので、その通りなんだけど。開いて右側が五線になっていてその裏は白紙になっている。

次にびっくりしたのは段数が奇数だったこと。11段でした。今までに奇数段数の五線紙は無かった気がするんだけど。

これぐらいの大きさなら縦型でも五線の横幅はそうそう狭いという感じはしない。丈夫そうなのもMoleskineのウリなんだけど、良い感じ。値段はちょっと高いかなと思わなくはないが、五線紙はどれもそんなには安くないので、まあこんなものかもという感じでしょうか。

ともあれ、五線紙の選択肢が増えたのは嬉しい。